こんにちは。

 

トビタテ6期の東北大学医学部医学科新4年の林明澄です。

前回はアメリカでの普段の生活について書きました。

詳しくはこちら

今日は帰国した私がアメリカでの生活を振り返り、特に印象に残っていることを書こうと思います!

 

1.人生観、死生観の違い

帰国後、IFMSA-Japanという医療系学生団体で日本の宗教と医療の関わりについて学ぶ機会がありました。

改めて日本について学ぶことにより、アメリカ人と日本人の宗教観の違いについて感じたことがあったので、まず書いてみたいと思います。

 

①キリスト教

留学中のクリスマスの日、私はホームステイ先の家族と綺麗な格好をして教会に行き、そのカトリックの教会で、初めてミサというものを体験しました。

ミサで、(宗派によって少しずつ違うのですが、)クリスチャンの方はキリストの血にみたてた赤ワインと体にみたてたパンを神父さんから頂きます。

キリストが十字架にかけられ処刑される前日の最後の晩餐を再現しているそうです。

宗教を持たない私には、神さまの体や血をいただくという感覚が新鮮で、とても衝撃的でした。

②メキシコの文化

また、私の滞在していた地域は、カリフォルニアの中でもメキシコの国境沿いの都市で、メキシコの文化に触れる機会が多々ありました。メキシコには11月の頭に死者の日という日本でいうお盆にあたる日があります。日本では、骸骨はお化けのような扱いをされますが、メキシコでは死者の日に骸骨となって先祖が返ってくると考えられています。San Diegoでは赤青黄色など色とりどりに塗られた骸骨の置物があちこちに置かれていました。

個人の画像をアルタールと呼ばれる祭壇に飾り、その前にマリーゴールドのオレンジの花びらで道を作ることによって、死者が返ってくると考えられています。

日本での死やお盆というイメージと違い、この日は皆、華やかな骸骨のメイクをし明るく歌を歌ってお祝いします。死について漠然と不安を抱えている人は私を含め多いと思いますが、こんな風に死後、明るい世界があることを想像する文化を持っていれば、死が怖いものではないのかもしれません。メキシコ人らしい陽気な文化ですね。

そのメキシコの文化を描いた映画remember me(coco)がつい先日公開になったみたいです。そのよく表現されていたので、機会があればぜひ見てみてください。

http://www.disney.co.jp/movie/remember-me.html

現地で仲良くなった友達とメキシコらしい大きな帽子をかぶって。

remember meにも出てきますが、死者の世界にはカラフルな動物たちが住んでいると考えられているようです。

また、メキシコにはこんなイベントをする広場があります。

 

2.医療者と患者さんの関係

アメリカ滞在中、大学病院の皮膚科の見学をする機会をいただきました。

その見学の中でいくつか印象に残ったことがあります。

現地のお医者さんが、私が日本から来たと聞き、「日本って、患者さんはお医者さんに『ありがとう』て言ってくれるんでしょう?なんて素敵な国なの!」という言葉をかけてくれました。普段、日本で当たり前のようにお医者さんにありがとうと言っている私は、その言葉に衝撃を受けました。

私の見学した病院では、若い医師とベテラン医師の2人体制で若い医師がカルテを取り2人で治療を行います。また、患者さんがお医者さんに家族の治療の話までたくさん質問していて、その姿はまるで医療者と患者が対等で、二人三脚肩を組み「病気を治す」方向に向かっているようでした。

 

UCSD dermatology

日本は比較的、「神の手、神の判断」という言葉に象徴されるようにお医者様は神様と盲従する人が多いように感じます。それと同時に、医療に対する不信感を抱いている方がいらっしゃるのも事実です。

平均寿命が延び、慢性疾患を持つ患者さんが増えた現代、医療者と患者が対話を重ね共に治療していくことが大切なのではないでしょうか。

すべての患者さんと医療者が共に手を取り、進んでいける社会を目指して帰国後日本での毎日を精進していきたいと思います。

 


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