現在、私はフィリピン南部ミンダナオ島にあるダバオでチョコレート会社と地域活性化を行っているNGOでインターンシップをしています。前回チョコレート会社について触れたので、今回はNGOでの活動について書きたいと思います。

 

先日、地域警察とNGO、NPOの協賛のもと、学校に通えない子どもたち向けに1日ワークショップを行いました。学校に通えない(通わない)子どもたちは、「過去に窃盗や軽犯罪を犯してしまった経験がある」「家庭の経済状況がよくない」「経済的に学校へ通える余裕があるが、何かしらの原因で学校に行きたがらない」などそれぞれ背景がありました。今回のワークショップでは、私がお世話になっているNGOから子ども向けに「自己理解」をテーマにワークを展開しました。

 

おそらくこのテーマをNGOのスタッフが選んだ理由は、「自己理解」をすると同時に、同年代の人たちがいる中で発言する機会を与えることで「他人からの承認」や「自己承認」ができるようにしたかったからだと思います。最初この内容でワークを行うとスタッフから聞いたとき、果たしてこのワークが彼らにとって「退屈」ではなく「楽しい」こととして受け入れられるのかどうか疑問に思っていました。ですが、子どもたちは真剣に話を聞き、わからないことは積極的に質問をするなど積極性が見られ、途中からは笑顔溢れる楽しいワークとなりました。

 

NGOが子ども向けにワークショップを行うと同時に、別のNPOが子どもの親に対してワークショップ(おそらく子育て教育)を行いました。私は、一度のワークショップで子どもと親にこのような機会を与えることができるのは非常に良いと思いました。なぜなら、子どもの言動や考え方は家庭環境に影響を受ける傾向があるとお話を伺ったからです。例えば、子どもが教育機関やワークショップなどを通して「変わりたい」という心境の変化があったとしても、一日の多くの時間を過ごすのが家なので、親が子どもの変化を歓迎し見守り、応援してあげることができなければ子どもは変わることが難しいのです。特に小さい子どもは「他人からの承認」、身近な存在である「親からの承認」を受けることは大事なのかもしれないとワークを通して感じました。加えて、大切だと感じたのは友人関係です。「類は友を呼ぶ」ということわざのように、友人や周りの雰囲気に流されてしまうということがあるようです。盗みや悪さを行うのも単独ではなく、集団で行う場合が多いので、中高校生はその傾向が強いと感じました。

 

昼食は地域警察の支援で提供され、ご飯を口いっぱいにほおばって食べる子どもたちの姿が印象的で、とても可愛らしかったです。食事中は地元警察の方とお話をする機会をいただき、ダバオ周辺の治安や子どもたちの様子について伺いました。

 

午後は警察官から子どもやその親たちに向けて自分の経験談を話したり、地域の現状を共有する講演会のような形式でプログラムが進みました。警察官の中には、今座って聞いている子どもたちのように悪さをしてしまった過去から更生して警察官を志し、現在に至るという素敵な話もありました。私はこのワークショップを通して、教育(親子教育やそのほかを含む)の重要性を学びました。


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